調査・研究/発行物

オリジナル調査

2010年1月14日

「ミニブログの利用実態調査」

株式会社NTTアドは、「ミニブログ(マイクロブログ)※」の利用実態について調査を実施いたしました。これは、2007年11月発表の「ソーシャルネットワーキングサービスとミニブログの利用実態調査」より2年経った、現在のミニブログの利用実態把握を目的としたものです。
ミニブログを代表する「Twitter」は2009年5月以降、急激に利用登録者数を増やし、2010年に入ってからも、1月1日には、鳩山由紀夫首相が携帯電話からツイートを始めるなど、そのサービス名がインターネット内に留まらず、マスメディアにもしばしば取り上げられる話題のネットコミュニケーションプラットフォームであり、ツールになっています。
弊社では、前回2007年調査では、『SNSなどでのネットづきあいに疲れた』ネットユーザーへの、1つの代替サービスとして気軽なコミュニケーションを楽しめるミニブログに注目いたしました。今回の調査結果からは、『ネットづきあい』というコミュニケーション以外に、「情報源としての活用」などその利用が広がっている状況が見受けられます。
但し、現時点では、その話題性に比べ、ユーザー層の多くは、利用頻度、利用時間、フォロー数/フォロワー数を見る限り、ヘビーユーザーとは一線を画する利用に留まってはいるようですが、ミニブログ上に刻々と流れ込む多様な情報は、今後、活発な利用を促す可能性を感じさせます。

【調査概要】

  • 調査期間:2009年12月18日~22日
  • 調査方法:インターネットアンケート
  • 調査対象:10代~50代の男女個人のミニブログ利用者200名
     男性:10代 20名 20代 20名 30代 20名 40代 20名 50代以上 20名  計100名
     女性:10代 20名 20代 20名 30代 20名 40代 20名 50代以上 20名  計100名

※ミニブログ(マイクロブログ)とは、短文のメッセージや日記などを書き込む簡易型ブログで、2006年秋アメリカで始まった「Twitter」に続き、日本でも2007年4月以降、様々な企業がサービス提供を始めました。参加者はサービス会社から提供される無料のホームページに、思いついたことなどを140文字程度の短文で書き、それに反応した会員がまたコメントを書くなどして、サイト上で会話のようにやりとりを行うことができます。「Twitter」の他、「はてなハイク」「PIYO」「つぶろぐ」「Amebaなう」「ロケティ」など。

【調査のまとめ】

  1. ミニブログの利用頻度は1日4回以下がユーザーの6割以上
  2. ミニブログの利用時間は個人により差が大きいが、2年前に比べて利用時間が伸びる傾向にある
  3. Twitter利用者の大半が、フォローしている人数・フォローされている人数とも10人以下に留まる
  4. 現在、ミニブログは、自分で書き込むよりも、他のユーザーの書き込みから情報を得る利用のほうが多い
  5. メリットは「共通の話題・趣味を持つ人の書き込みを見たり、書き込みができる」こと
    女性のほうがミニブログの『自由』『気楽』な雰囲気を楽しむ反面、他のユーザーの視線を気にする傾向にある
    デメリットは「いろいろな書き込みが混在する」こと。だが、デメリットを感じていないユーザーも3割

【調査結果詳細】

1.ミニブログの利用頻度は1日4回以下が6割以上

閲覧も含めたミニブログへのアクセス頻度は平均5.2回と、2年前の調査時のほぼ3倍となり、男女とも数字を伸ばした。但し、回答が最も多かったのは「1日1~4回程度」28.5%、次いで、「2日から1週間に1回程度」26.5%であり、回答者の6割以上が1日4回以下に留まっている。
頻繁に書き込みを行う層はまだ限られた範囲に留まっていることがわかる。

ミニブログの使用頻度(平均)

どのくらいの頻度でミニブログを利用(含 閲覧)していますか

2.ミニブログの利用時間は個人による差が大きいが、2年前に比べると時間が延びている。

1日の利用時間の平均は約26分。特に男性は2年前に比べ、12分近く利用時間が延びている。だが、選択肢別の回答者率を見ると、「5分未満」21.0% 「10分未満」19.5% 「30分未満」17.5% 「1時間以上」16.0%と数値が分散している。
 利用時間についても、ライトユーザー、ヘビーユーザーが混在している状況が認められる。

ミニブログの利用時間(平均)

1日あたりどのくらいミニブログを利用(含 閲覧)していますか

3.Twitter利用者の大半が、フォローしている人数・フォローされている人数とも10人以下

今回の調査で最も利用者が多いTwitterについて、フォローしている人数(フォロー数)・フォローされている人数(フォロワー数)は、ともに「10人以下」の回答が全体の8割近い。なお、100人以上という回答者は約7%であった。
 比較的利用を始めて間もないユーザーが多いことが推測される。

注:『フォロー』とは、他のユーザーの投稿が自分のホームページ(タイムライン)に表示されるように登録すること。『フォロワー』とは、自分が他のユーザーに登録されること。非公開設定をしていない限り、ともに、誰でも自由に登録可能となっている)

Twitter利用者のフォローしている人数

Twitter利用者のフォローされている人数

4.現在、ミニブログは、自分で書き込むよりも、他のユーザーの書き込みによる情報源としての利用が多い

普段、ミニブログをどのように利用しているか質問した結果(複数選択)、最も多かったのは「他の人の日常生活に関わる書き込み/トピック(日記・感想・記事)を読む」65.5%、次いで「自分の書き込み/トピックに対する他の人のコメントを読む」35.5% 「日常生活に関わる書き込み/トピック(日記・感想・記事)を書く」31.5% であった。
 また、女性では「有名人・知識人の書き込み/トピックを読む」という回答が「自分の書き込みに対するコメントを読む」と並んで2番目に多い結果となった。
 2年前の調査では選択肢がやや異なるが、最も多い回答が「書き込みを書く」75.3%で、「書き込みを読む」64.8%であったことに比べると、「読む」ことが「書く」を上回っており、情報源としての利用が高まっているものと考えられる。

ミニブログをどのように利用していますか

参考 ミニブログをどのように利用していますか(2007年調査より)

5.メリットは「共通の話題・趣味を持つ人の書き込みを見たり、書き込みができること」。女性のほうが、ミニブログの『自由』『気楽』な雰囲気を楽しむ反面、他のユーザーの視線を気にする傾向にある
 デメリットで多いのは「いろいろな書き込みが混在する」こと。だが、デメリットを感じていないユーザーも3割

全体でみるとミニブログのメリットとして最も回答者が多かったのは「共通の話題・趣味を持つ人の書き込み/トピックを見たり、それに対する書き込みができる」35.5%、次いで「登録前は知らなかった人との人脈が広がる」33.5%であったが、性別ではやや異なる傾向があった。男性で最も多い回答は「登録前は・・・人脈が広がる」38.0%であり、一方、女性では、「共通の話題・趣味を持つ人の書き込み・・・」が36.0%と最も多いが、次いで「趣味や自分が共感できるコミュニティに加わることができる」33.0%となり、更に、「日頃、自分が思っていることを書き留められる・蓄積できる」「リアルタイムで新鮮な情報・知識に触れることができる」「返信・人からのコメント・フォロー登録に対する反応は自由」「匿名でよいので、気楽に参加できる」といった項目が、男性よりも6%以上多い結果となった。
 女性ユーザーのほうが、ミニブログの『自由』『気楽』な雰囲気を評価し、結果、自分も『気軽に何気ない日常を書きとめる』という使い方を始めているのかもしれない。

ミニブログの魅力・メリットとして実感しているもの

全体でみるとミニブログのメリットとして最も回答者が多かったのは「共通の話題・趣味を持つ人の書き込み/トピックを見たり、それに対する書き込みができる」35.5%、次いで「登録前は知らなかった人との人脈が広がる」33.5%であったが、性別ではやや異なる傾向があった。男性で最も多い回答は「登録前は・・・人脈が広がる」38.0%であり、一方、女性では、「共通の話題・趣味を持つ人の書き込み・・・」が36.0%と最も多いが、次いで「趣味や自分が共感できるコミュニティに加わることができる」33.0%となり、更に、「日頃、自分が思っていることを書き留められる・蓄積できる」「リアルタイムで新鮮な情報・知識に触れることができる」「返信・人からのコメント・フォロー登録に対する反応は自由」「匿名でよいので、気楽に参加できる」といった項目が、男性よりも6%以上多い結果となった。
 女性ユーザーのほうが、ミニブログの『自由』『気楽』な雰囲気を評価し、結果、自分も『気軽に何気ない日常を書きとめる』という使い方を始めているのかもしれない。

ミニブログの不満点・デメリットとして実感しているもの

以 上